DAY 63 Puppies are born

6月2日(土)

 

体温は前の日の夜から下がっていき、夜明けはうずうず動くも陣痛はなし。

 

レントゲンで多産は予想されていたので、まさか産道の入り口で

 

みんな「早く出たいよ、押せ押せ」で詰まっているのではないか?

 

と不安になったので、動物病院に行きました。

 

エコーと触診で診て頂いたところ、

 

産道は開いてきているが、詰まっていることは確認できないということで

 

ホッと一安心、きっと今日中に産まれますね!ということで家に帰りました。

 

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21時ごろにトイレをした時、破水を確認して備えました。

 

テレビを消して、電気を間接照明にして、私は寝たふり。。。

 

すると息みはじめて22:10 445gの女の子が誕生しました。

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ブリーディングに携わるのは3年ぶり、イメトレは出来ていたものの

 

初めの1頭が出たときは少しテンパって、信頼をおける知人に電話をしてしまいました😅

 

それから1時間おきに8頭目は明け方6月3日5:10です。

 

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その後もお腹にはまだ違和感、たまーに弱い陣痛を感じるベリー

 

7時に動物病院に電話したところ、奥にいる子は出るまでに時間がかかることがあるからお昼前にまた電話をしてくださいとのことでした。

 

30分〜1時間に一回、数回息んだり、巣作りをする行為がみられるのですがそれ以上はなし。

 

11:30に獣医さんに電話をして動物病院に向かいました。

 

到着して検査をすると、お腹の中にはもう一匹いるけど、心拍は確認出来ないとのこと。

 

伸縮剤、まずは少しの量で注射をして頂いたところ、その後少しして出てきました。

 

先生を呼んでいる間に、ベリーは羊水を破り、胎盤を口に入れ、へその緒を切ろうとして。

 

ここで先生が来て、受け取り、状態確認すると部屋から連れて出て行った時の

 

ベリーが「私の赤ちゃん、どうして連れて行っちゃうの?」という寂しそうな表情

 

タオルに包んで連れて戻り、確認をさせて頂いた時にもなんどもタオルを開こうとして本当に本当にその姿が切なかった。

 

動物病院の先生には最善を尽くして頂いたと思っています。

 

1頭が無事に産まれた時は、

 

「うっわ、私ったらなんでこんなの出しちゃったのー?」

 

と全く母犬の自覚なしでしたが、頭数が出てくるごとに

 

母性が出てきてお世話が上手になって、勝手に出て来てしまったウンチの処理もベリーの本能が口に入れなきゃって身体は言っているのに

 

「おえっ!どうしてこんなこと私やらなきゃなのよ〜」と私に訴えて来たベリー

 

それも今ではせっせとお世話をして、お産箱を離れたがりません。

 

頭目は大きく育った綺麗な女の子でした。ベリーにお世話をさせてあげたかった。

 

大好きな愛犬ベリーが頑張っているから、胸がすごく苦しかった。

 

私はやっぱり、これを本業には出来ないと思いました。

 

私が今回はベリーの子犬が欲しいと願ったから出来た。誰かのためだけに、愛犬のあの辛く切ない表情と経験はさせられません。

 

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8頭は大きい男の子で生まれた当時515g、小さい子は391g

 

女の子も一番はじめに出て来た長女は445g

 

みんなみーんな、本当にお腹の中でスクスク育ってくれました。

 

パンッパンではち切れそうなお腹は頭数の多さではなくて、よく育ってくれていたようです。最後4日間の追い上げがすごかった。

 

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ということでベリーちゃん、8頭の子育て頑張ります!

私もできるだけサポートするからね♪